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脳神経外科医の先生方へ

脳神経外科医の先生を募集しています。

心臓外科医がこんなことを訴えるのは、脳神経関係の救急患者が減ると
救急患者の総数が減り、それに伴い循環器心臓関係も減る可能性があります.
表裏一体なのです。

たとえば東北地方で不安定な生活をしていらっしゃるような先生がいらっしゃるのであれば
我々の病院で(一時的でもよいですから)働いてみませんか?
常夏、とは言い過ぎですが、いまも半袖シャツで過ごしている気候です。

興味がありましたらご連絡下さい。

PCメール:j-honda@cardio-vasc.com
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医師不足 その2

前回、日本の医師増員計画に否定的である旨を書いた。

個人的には医師の「不足感」はさまざまな「偏り」に起因すると思っている。

診療科選択の偏り、地域間格差、病院間格差。

しかし診療科(専門)を強制することは出来ないし、働く場所を強制することも難しい。

一部の人たちは、2004年から始まった新医師臨床研修制度が大学の医局から研修医を奪い、
したがって、それまで地域や僻地の病院に医師を派遣していた大学医局が人手不足に陥り、
それが地域医療の崩壊を招いた、と主張する。

一理あるが、かといって大学の医局制度の復活はことの本質を見誤っている気がする。

魅力ある診療科、魅力ある病院には自然と人が集まるのではないかと思うし、
そんな工夫やマーケティングを地方の病院や診療科は行うべきではないかと思う。

現に沖縄は田舎だが、研修医は集まって来る。別にリゾート気分で来ている訳ではない。
それなりに魅力ある病院が多いのだと思う。
私の科もいろいろと工夫をしている。>>ここ参考

とはいっても、産婦人科や小児科などを目指す医者が少ないことは深刻で、
いまのところ自分に妙案はない。
年収5000万もらっても、出来ないものは出来ないというからには
給料の問題でないことは確かなようである。>>こちら参考

医師不足について

今の日本は医師不足だという主張がある。

本田宏先生は、この医師不足という主張を主軸として医療崩壊についてさまざまなメディアで発言されている、
医療界の貴重なスポークスマンのひとりである。

ここなど参照)

医師不足の主な根拠は、欧米先進国の人口対医師数の統計である。
日本は先進国の中で医師数が少ないから、医学部の定員を増やせ、という理論である。
もちろん根拠はそれだけではなく多岐に及び、全体的には理解できる主張である。

しかし実際に私がこれまで24年あまり医師稼業をやってきた現場の経験では、
「医師の絶対数」が不足している、と感じたことはほとんどない。

痛感するのは、診療科による偏り、地域間の偏り、医療機関による偏りである。
この偏りが医師の「不足感」をもたらしていると私は考えるが、それは医師絶対数を増やすことで解決出来るとは考えにくい。
医学部の定員を大幅に増やせば当然平均として医師の学業レベルは低下することになる。
同時に個々の医師の存在価値が低下し、したがって医師の給与も減少するという悪循環に陥る事が予想される。
もちろん「大幅に」増やした場合の話であるが。。。
現に、司法の世界では弁護士、検事、判事を増やそうとして法科大学院を設置したが、
司法試験合格者は一旦は増えたものの質の低下を嫌って頭打ちにされ、浪人者が大量に出現している。


我々心臓血管外科業界に関して言えば、おそらく医師を増やす政策に否定的な意見が多いと思われる。
現に心臓血管外科専門医は質を向上させて減らそうという動きが学会にあり、自分も大筋ではその方向性に賛成である。
ただ、どこの大学も2004年に始まった新医師臨床研修制度のおかげで、入局者が激減し人手不足に悩んでいる。
しかしその「人手不足」は基本的には兵隊不足を意味しており、使い勝手の良い若い実動部隊が欲しいだけで、手術を行う専門医が不足しているとは誰も思っていない。

そもそも欧米に比し、日本には心臓血管外科の手術を行う医師が多すぎるのである。
ただしそれには理由がある。
日本には中小規模の入院施設を持つ病院が多いという構造的な理由である。
また、そういった病院が多いことには歴史的、社会的な根拠があり、
したがってそれを是正することは問題の解決にはならないし、逆に悪影響をもたらす。
何故ならそういった中小規模の病院が日本の地域医療支えてきたという事実があるからである。

さて、我々の業界のことばかり考えていたのでは「木を見て森を見ず」的な視点に陥るため、
医療全体としてはどうかと思いを巡らす必要がある。

以下続く
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