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スーパースターの健康管理

kuwata


桑田佳祐氏が早期食道癌であることを公表した。

仕事を一時休止し治療に専念するとのことである。

何はともあれ、偉大なる音楽家、桑田氏には十分療養して頂きたいと思う。


この報道を聞いてまず思ったのは、

桑田氏は、かなり高レベルの人間ドックを定期的に受けていたと思われる事である。

何故なら、ほぼ無症状である「早期食道癌」が54歳で発見されるためには

消化器専門医による毎年の内視鏡検査が必要であるからだ。

もちろん、別の症状のために受けた内視鏡検査で偶然発見されたという

可能性は否定できないが。


いずれにせよ、氏のような長期にわたりスーパースターの座に君臨する人物は、

「やはり」きちんとした自己の健康管理を行っていたということである。

逆に言えば、自己の緻密な健康管理なくしては、

長期間、能力を最大限に発揮させ続けることは出来ないということであろう。


別世界のスーパースター、イチローにも同様のことがいえる。

凡人には出来ないことである。



「医者の不養生」とはよくいったもので、

今現在でも充分通用する。

それは自分も含めて周囲の医師たちを眺めていれば
よくわかる。


私は桑田佳祐氏より6歳ばかり年下であるが、

おそらく桑田氏は私の年齢の時も、厳重な健康管理を行っていたのであろう。

勝手な想像であるが。


もちろん世の中には、自分ではどうすることも出来ない病におそわれる人々がいる。

また、ハンディキャップを持った人々もいる。


しかし「自分でどうにか出来る肉体」を持った人たちは、

その肉体に敬意を払うべきであろう。


自分も含めて…。




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参院選回顧

民主党が参院選で惨敗した。

マスコミ各社はこぞって、「菅首相の消費税引き上げ発言が敗因だった」と報道している。
しかし果たしてそうであろうか?

確かにその発言が敗戦の一因であったであろうことは容易に想像できる。
がしかし実際は、菅首相が選挙前に「消費税引き上げ」に言及していたことすら知らなかった国民もいる。
自分の身の回りの一部の人たちがそうであるから。

それに消費税にこだわるのであれば、同じく引き上げ論者の自民党が議席を伸ばしたことの説明がつかない。
国民(一般庶民)的に言えば、鳩山時代から続く一連の期待はずれでブレまくっている言動がこの結果を招いたのだと思う。したがって責任は政権奪取してからの民主党そのもののあり方にあり、菅首相個人あるいは菅内閣に責任を押しつけるのはどうかと思うがいかがだろうか。

つまり昨年からぐだぐだ続いた普天間基地移設問題における、右往左往。
政治資金提供問題、小沢秘書逮捕問題における対応。

出来ない約束はしてはいけない。消費税も同じである。
「このままじゃなぁ。やばいかもなぁ。ちょっと将来は引き上げなきゃいけないかもなぁ…でも今は絶対言えないな」なんて心の奥で思っていたら「引き上げません」と約束してはいけないと思う。

普天間基地移設についても、
「アメリカがなぁ…、断固反対するだろうなぁ。辺野古以外なんて、ちょっと無理かもしれないなぁ…。それになぁ、他の県も絶対反対するだろうしなぁ」
なんて心の奥で思っていたら「国外移設、最低でも県外」なんて約束をしてはいけないのである。

「ブレる」ということがいかに人々の信頼を失うことに繋がるか、身をもって知っているはずの民主党ではなかったか?
そもそも自民党が昨年下野したのも「ブレまくって」いたからではないか?

一方で国民が支持した「事業仕分け」は正当に評価され、蓮舫議員がトップ当選している。
結果はまだ出していないものの、彼女のはきはきとしたわかりやすい物言いが、そして「ブレない」態度が国民に好印象を与えたのであろう。

ところでブレない野党と言えば共産党である。
どの党が与党になろうが発言は一貫し、政策もある意味「筋」が通っている。
消費税そのものに反対し、法人税増税を主張する。その根拠は、景気対策がどうのこうのといった論議は一切無視し、ただ単純に消費税が貧民に不公平な間接税であるからだと言う。
普天間基地移設問題に対しても、基地そのものの必要性を否定し、したがって移設先を考える必要もないと主張する。
きわめて合理的な理論である。
もっとも、自分たちが実際に政権与党になるということ自体を想定していないがための強引な姿勢ともとれるが。

かつて1990年代後半、漫画家の故・青木雄二氏(「ナニワ金融道」)が、当時の消費税増税を行った自民党を批判し、共産党への投票をしきりに主張していた。本人は共産党員ではないが、共産党が議席を伸ばせば自民党も本気で危機感を持って政治を行う、という論理である。当時は民主党ができたての新党で、社会党が崩壊した後の「まともな」野党がなかった時代である。

その民主党にしても結局自民党と大差ない政党であったことが露呈した(小沢一郎が居る事実を見ればすぐわかるが)。米国の民主党と共和党の違いよりもさらに小差である。

だから今こそ共産党に頑張ってもらいたいのだが…。結局議席は伸ばせなかった。
おそらくその要因のひとつは、ビジネスでいうところのマーケティング戦略が恐ろしく稚拙で旧態依然としていることにあるのではないかと思われる。IT起業家やトップクラスの経営コンサルタントから少しはマーケティングを学んでもらいたい。
かつて京都府議会が28年もの間共産党に支配されていたことを忘れてしまったのだろうか。中央政府がガチガチの自民党単独政権だった頃に革新政府を維持した、故・蜷川虎三元京都府知事のマーケティング能力が優れていたことは間違いない。

議席を伸ばした野党が「みんなの党」では、いたずらに政界再編のネタに利用されるだけである。

医師の責任と、裁判官(検事)の責任

ここ最近、関心を持った出来事は、無期懲役を確定された受刑囚が仮釈放され、その場を利用し再審査請求を裁判所に突きつけるというものである。

かつて(今年の1月)足利事件の再審公判の報道を見て思った。
警察官や、検察官、裁判官ら、法に携わるお役人たちは、結果的に明らかな誤りを犯しても決して罪に問われることはない。
無実の人間を17年間牢獄に閉じこめてしまったという過ちに対する「お咎め」が、それぞれの個々人に対しては全くないのである。それどころか、証人として出廷した元検事は、自分が間違った判断を下したということすら認めようとしない。間違っていなかったのだから謝罪はしない、という考えであり、また自分が絶対に罪に問われないことを知っているから堂々と謝らないのである。

確かに、元検事に与えられた情報(DNA鑑定の結果)そのものが間違っていたのだから、自分にミスはないという主張は理屈としては理解出来る。しかし、彼らの判断は一人の人間を場合によれば死に追いやることもある。
そのことを彼らは厳粛に受け止めねばならない。

さて、それでは医師はどうであろうか。
例えば、ある患者の検査データが間違えて医師に伝えられたとする。
医師はその検査データをもとに患者の治療を行ったが、データが正反対の値であったため、逆効果の治療となってしまった。医師はすぐにそれに気が付いたが、患者には健康被害がもたらされ、回復までに1ヶ月余分な入院期間を要したとする。
このような場合、医師の責任は問われないであろうか?与えられた検査データに基づいて適切な治療を施したから、自分に非はないと医師は主張できるであろうか?

100%、否である。

現在このような場合、当該医師と病院責任者は患者側に真摯に謝り、示談金を支払うのが普通である。患者が民事訴訟を起こせば、99%負けることが予想されるためさらに多額の示談金を支払い和解をお願いする。示談金を支払っても患者が刑事告発しようものなら、警察官が病院にやってくる。不幸にも患者に後遺症が残っていれば、医師は傷害罪で逮捕されることもある。さらに不幸にも患者が死亡した場合、医師は殺人罪や過失致死罪で起訴されてしまう。

一方、検察官、裁判官はどうだろう。
彼らは無実の人間を過って死刑に処してしまっても、個々人がいかなる罪に問われることもなければ、1円の金を支払うこともない。さらに謝罪する必要すらない。何故なら彼らの過失は、全て国家が謝罪し賠償してくれるからである。それも完全に証明された場合に限ってである。

上記は極端な例では決してない。
現に今回の「足利事件」がそのよい例である。
そして、医師の方では「福島県立大野病院産科医逮捕事件」、「東京女子医大事件(の中の業務上過失致死逮捕の件)」などがよい例である。ただ幸いな事にいずれも逮捕された医師の無罪が確定している。

私は、菅屋さんに最後まで謝らなかったという元検事を責めているのではない。むしろ証人として出廷するという嫌な役割を果たし、菅屋さんと顔を合わせるという勇気ある行動にもある一定の評価をしている。

しかし彼らには絶対に刑事罰が下らないという安心感が心の奥底にあるのである。

タイトルの意味

Warm Heart, Cool Head…
直訳すれば、暖かい心、涼しい(冴えた)頭(ここでは頭脳の意)

心臓の手術はその昔、心臓の周りにアイススラッシュを詰め込んで、
ギンギンに冷やして行っていました。でも今は全く行っていません。
全身の血液を冷却する事はありますが…。
つまり暖かい心臓で手術を行っているわけで、転じて外科医の心も温かくなければならない、
という一種の「比喩」であります。

一方で大動脈瘤の手術など、脳や神経の保護のためにいまだに脳や体を冷却します。
転じて、外科医の脳は常に「クール」、つまり「冴えていないといけない」という
私の臨床哲学への比喩であります。

今日はこの辺で…

Warm Heart, Cool Head

ブログ開設しました。

私が運営しているサイト「心臓血管外科最前線」は基本、
私情を排除した「医療情報提供サイト」であることに徹しています。

それは今後も変わりません。
つまり「ブレない」ことをモットーとしていきます。

…しかし、
時に(というか頻繁に)、身の回りや社会に起こるさまざまな出来事に
私情を挟まざるを得ない精神状態となっている今日この頃…

その発散の場を設けたいと思い、手っ取り早く「ブログ」という手法を試みる事にしました。
次回からゆっくりと、ブログタイトルの解説をしていきます。

まずは、開設のご挨拶まで…
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