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「平穏死のすすめ」 ー 石飛幸三先生の講演



以前から興味があり注目していた、石飛幸三先生の講演を当院で拝聴する機会に恵まれた。
石飛先生は元血管外科医で、現在は世田谷区の特別養護老人ホーム(以下「特養」)の常勤医をされている。
「平穏死のすすめ」というベストセラー本を書かれており、1年ほど前に私も拝読した。
大変共感するところがあり、今回講演会に足を運んだが、著書以上に興味深い内容であった。

誤解を怖れずに先生の主張を要約すると、人間には寿命があり、それは自然の摂理で家族や医療者はそれを受け入れなければならない。その自然の摂理に反するような単なる延命のためだけの医療には慎重になるべきである。そのように「平穏死」を迎えた人とその家族、そしてそれを支えた看護、介護職員らスタッフは大変幸せであったと。そのような内容である。

特養の入所者の多くは認知症(先生の特養は9 割)であり、この平穏死を語るのに「認知症」というのは欠かせないキーワードとなる。認知症で、自分が誰か、家族が誰かもわからなくなった老人に対して、誤嚥性肺炎の予防目的(つまり延命のために)で胃に穴をあけて栄養を送る、『胃瘻』という処置が病院で行われることが多い。石飛先生は、そのような延命処置でしかない胃瘻手術に異を唱える。

先進医療、中でも侵襲の高い手術を行っている私たちにとっても石飛先生の主張は心に響くものがあった。


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