FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

松井秀喜、長嶋茂雄、そして国民栄誉賞

Googleのインスタント検索で「松井」と入力すると見知らぬ女の名前が「松井秀喜」の前に2人出てくる。
何者かと思ってサイトを開ければ、何のことはないあのメタボ中年率いるユニゾンお遊戯集団のメンバーだった。別に松井秀喜のファンではないが、国民栄誉賞を取っても検索トップに来ないとはインスタント検索の仕組みはともかく同情してしまう

ちなみに「本田」と入力すると、たぶん「圭祐」がトップかと思いきや、「本田翼」に抜かれている。
誰かと調べれば20 歳の女タレントモデルで、つくづく若くて可愛い女を検索している日本人が溢れていることに日本の将来はどうなるんだろうと憂えてしまうが逆に「まあそんなもんか」と納得もする。

さて本題だが、2001年5月5日の朝日新聞「私の視点」という論評欄に当時巨人の現役監督であった長嶋茂雄氏が「松井よ、君は残ってほしい」と題した寄稿をしているのを記憶している人は多くないと思う。
これは翌年にFA権獲得が可能となり、メジャー移籍が噂される松井秀喜に対するメッセージで、低迷する日本プロ野球人気を憂えてのエッセイでもあった。引用するとこうである。

『いずれうちの松井も大リーグに行きたいと言う時が来るでしょう。イチロー君があれだけやれるのだから、「おれもやってみたい」という気持ちは当然持っていると思います。しかし松井は球界を代表するビッグタレントですから、球界全体の問題でもある。行かせてやりたい気持ちはやまやまですが、日本球界のために残ってほしいという思いもあります。』

佐々木やイチローのようなスター選手が、メジャー(つまり海外)に移籍することによる国内のいわゆる「空洞化」を危惧した長嶋氏の気持ちがよくわかる寄稿であったためよく記憶している。
しかし稀代のカリスマからの熱いメッセージは叶わず、翌々2003年松井はヤンキースに移籍する。
その後の日本プロ野球界を見れば、海外挑戦という(医者で言えば海外留学)経歴が一流の証みたいな風潮は現在も続いている。悪い事ではない。
その結果、では日本プロ野球界は空洞化したかというと、そうでもない。確かに人気は低迷しているが、別にそれは野球に限ったことではない。大相撲だってそれ以上だし、どのエンタメ、スポーツ業界も浮き沈みはやむを得ず、例えば格闘技業界など悲惨なものである(比較するのはプロ野球に失礼だが)。

さて、この寄稿を松井が気にしていたかどうかともかく、長嶋氏を振り切ってメジャーに行った。
長嶋氏も了承したが、一点の曇りもなく送り出したわけではないことはこの寄稿が物語っている。
その2人が、この度同時に国民栄誉賞を受賞した。松井は当時のこと(つまりメジャー移籍に関する長嶋監督はじめ国内業界世論)を認識しているはずである。
しかし彼は、長嶋監督との一番の思い出は何か?と尋ねられて、あの慎重な松井が「一緒に素振りしたことです」という。思わず出た本音としか取れないあどけない発言をしている。いわゆる「師弟関係」の弟側の言葉とは思えない。浅薄な政府が師弟関係と思い込み、彼らに同時に国民栄誉賞を送ったと推測されるが、実は彼らは世間の常識でいう師弟関係とはほど遠い間柄であったと私は思う。松井側からの長嶋氏はかなり観念的な存在であったに違いない。






コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

SurgeonX

Author:SurgeonX
Surgeon X

facebook
twitter
surgeon_Xをフォローしましょう
最新記事
クリックThanks!!
最新コメント
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。